私の一番好きな色は黒。

それと、血のように濁った赤。

何も混ざっていない輝きそうな白。

好きなスタイルはゴスロリ。

ヒールの高い、細身のストラップシューズ。

レースの施されたオーバーニーソに

そのレースが隠れるか隠れないかの長さの、

パニエで膨らんだスカート。

襟にレースとリボンが施された細身のキャミソール。

その上に羽織られたメッシュの退廃感あるカーデガン。

全て、黒による構成。。

そこを、僅かに赤と白が退廃と華やかさで演出。

肌には、消えない傷。貴方が消してくれるまで・・・
私って何だろう?そう考えると、死にたくなる。

分からないから。

生きてることが、なんなのだろう?

死んだって、私は私なのだから。

私は、人間でも他の動物でも、花でも、木でも、幽霊でも、

私である。

私であると言うことは生きている、死んでいるに関係が無い。

だから、出来るだけ簡単な方法で"私"を守ろうとしてしまう。

少なからずとも"私"というものが変化していくことさえ忘れて。。

ロリータは私である。私は、それを纏って美しくなれる。

本当の自分を見つけることが出来る。

私はこんな風に他の人と違うのだ、と見た目で分かってしまうのだ。

現実の中では生きていけない私をこんなにもあっさりと。


私は、"私"に挑む。


ロリータの洋服は、侍で言うなら鎧なの。

でも刀を止めるための硬さなんていらない。

耽美に生きていくだけでは

毎日を過せない。


目を据えて、私は

明日を目指す!


いつか


「負けなかった」

と言うために
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